直す神々

「エホバの証人の活動のなかで、最もつらかったこと」元信者が告白(いしいさや) | 現代ビジネス | 講談社(5/5) 宗教の自由は認められるべきだと思うのですが、子供にそれを強制することには、考えなければいけない問題があるのではないかと思っています…

姥捨山爺捨山

読書メモ 変えてゆく勇気

バラバラの「点字ブロック」 バリアフリーの街づくり、と開いて、おそらく真っ先に思い浮かぶものの一つが、「点字ブロック」ではないだろうか。「点字ブロック」というのは商標登録で、正しくは「視覚障害者誘導用ブロック」という。一九六五年、日本で発明…

治療という幻想 第一章 直すこと直ること

一つ補足しておくと、この道徳律というのは、決して単に体外受持の倫理として先に紹介したような、一見哲学的にみえる特別な談論にのみ顔を出しているのではない。ごく日常的な、ありふれた光景の中に、とてもこっけいで、あいまいな形の姿をさらけ出してい…

直すことの恐ろしさ

本書で、くり返し主張してきたテーマは、人を直そうとすることの恐ろしさでした。治療される側にとってはもちろん、治療する側にとっても、直すというのは恐ろしいことです。 そういった警告を強く発し始めたのは、日本では障害者が最初でした。障害の治療、…

直したがる神々

しかもあるがままの身体性は、自然神によってさえ否定されてきたことは想起されるべきである。本書では、この側面を特に強くは紹介しなかったが、各章の端々にこの点については記したつもりである。自然神も、直そうとしてきたのである。 直る希望は、こうい…

読書メモ 治療という幻想 第二章 てんかん―――古典医学[ごまかし]的治療―――

五年ぶりに、二十三歳になったA子さんが、母親の背におぶわれて来院した。古びたカルテには、六歳からハ歳の来院していた頃、つたないことばでしやべり、元気にはね回っていた様子が記載されている。父母は今回の来院の目的を「どんな薬を使っても発作がよ…

読書メモ 治療という幻想 第五章 言語―――教育[せんのう]的治療―――  

「泣くことも笑うこともなく、いつも無表情で指あそびをしているA子ちゃん」が「アハハと笑ってくれるようになった」時、「アハハと笑ってくれた」A子ちゃんが、ずっと以前から教師に向かって語りかけ、笑いかけ、泣きながら訴え続けてきた内容を、その時…

読書メモ 治療という幻想 第四章 脳性麻痺―――リハビリテーション[ぺてん]的治療―――

つまり、適応主義的教育を克服しつつある養護学校教育とは、それが一般教育に逆導入されてゆく時、適応主義的教育よりさらに、管理的・抑圧的教育となっている。にもかかわらず、なぜか障害児に対して語られると美しくさえ問こえてしまうものなのである。 こ…

読書メモ 治療という幻想 第三章 先天異常―――予防医学[まっさつ]的治療―――

しかし、この天は、筆者に一つのブラックユーモア的なあるできごとを思い起こさせる。 「コンドーム会社に勤める熱心なカトリック教徒がいた。彼は、自らが神の摂理を人為的にコントロールしているという罪悪感から、千個に一個穴をあけたコンドームを作るこ…

読書メモ:治療という幻想 第六章 直りへの希望

しかし、自然神を失った人類に、身体性は保証されるのであろうかと心配する人、すなわちまだ居直れないでいる人は多い。身体性への現代人の不信はとても大きい。 だが、よく考えてみよう。人類が誕生して数百万年。自然神が登場する以前の文化は数万年続いた…

nostalgia fantasy ethnic 神の園

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