差別という言葉の定義はともかく。「差別」と呼ばれるものの実態は、現実の・自然な差異を誇張することであろう。

いかなる何らかの差異が無いとは言わない。 しかしそれが区別などではなく差別と呼ばれるのは、実際にある差異と言われている差異の間に開きがあるからだろうか。
すなわち、差別とは自然や現実を偽ることである。或いはそこに人為的な差異を作ろうとすることか。

しかし、差別という現象は自然現象である。すなわち差異を拡大し固定しようとする傾向は自然のうちに見られる。
迷信にしても。
しかし、人が迷信をもつことが自然な現実の現象でも、それは迷信の内容が現実や自然であることをは意味しない。