“本名”とは?

よく『本名』とか言うけど、こういうことを考えればすぐに本名なんて言い方より戸籍上の登録名とでも言いたくなる気持ちが分かるのではなかろうか ..?



『職場に提出した履歴書の名前は「礼[あや]」。「礼」は改名後も、戸籍の性別と名前がチグハグにならないよう、苦慮して選んだ中性的な文字だった。/上川あや 』



むしろ本当の名どころかそっちの方が余程嘘に見えてくるでしょう。





真名とか信仰してるならまだ理解らなくもないとして・・


悪魔ちゃんなんて名づけられちゃう子だっているのに
「本名は自分の一部だから好きになってあげなきゃ」とか言い出す人々はどうしてそのへんの事実をきれいさっぱり忘れ去ってしまうのでしょう・・


Ka-Tzetnik 135633 なんてネーミングも(本の内容はともかくこのネーミングについての話)結論としての主張は違うかもしれないけど、たぶん同じようなテーマでしょう。

名前を付けるという事は状況を定義するということであり、どのような名で状況を定義するかを掌る力は権力という なんて言い方をする話もありますしね。


「神の与えた名」とかそんな感覚は異教徒から見たら信仰に過ぎない。 親の愛のこもった名前とか愛や思いやりがあれば全てうまくいくとかそんなstoryに生きたいのは勝手だけど、その迷信が「さりげない一言」がその中にいない者を苛む
虚構の妄想に振り回されるなんてことは、ようするにフィクションの世界を現実と思い込んできたにすぎない

ってべつに宗教に口出したいわけではなくて、そんな話。