椿 百合

椿姫彩奈氏の本を読んでの感想 ということにさせていただきたい



残念ながら氏の意向には反することになるが
GIDはやはり未だに障害や病気である という題での話である

もちろん病気でなくても早くに死ぬ人もいる。事故で死ぬ人もいる。病をもっていても長生きする人もいる。
何を健康と呼ぶかということにも多くのテーマが付きまとうが。 おそらく病と呼ぶのに迷いの少ない症状であろう。

そして問題は... たぶん、その病の内容は今も誤解されている。



皮肉にもその病の症状は彼女自身が書き記している
その一部を引用したい

これから一生更年期障害と闘わなければならないのだ、と言われた。鬱っぽくなったり、血栓症や肝機能障害、免疫力低下、寿
命が縮まることなど、たくさんのデメリットかおるのだそうだ。
 乳癌などを引き起こす可能性がある、心不全、糖代謝にも異常をきたす可能性がある、という厳しい内容もあった。だるさがあったり、朝起きにくくなるという例や精神的に不安定にもなりがちだ、とのこと。
 どう考えても長生きできそうにない。




こういった文は 病の当事者に読んでもらいたいわけではない。むしろ読んでもらいたくないかもしれない。
病気のことなんて、なるべくなら忘れていたいものだから。だからQOLなんて謳ってみたりしたのでしょう?
周りの人たちにもあえて言いたくはないかもしれない。気にしないでほしいから、忘れていたいから。

じゃあ(私は)誰に読んでもらいたいんだろう…むしろ、それを知らないような人たちにこそ読んでもらいたいのだろうけど...
読んでほしい人らはいる。いることは確か。。





そして現在の日本の法は そんな死の危険をも強要する法として 批判する人達もいる。
賛ずる人も、ないよりはましと言う人が多いだろう。
そんなことは たぶんあまり知られていない。





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