2009-09-07から1日間の記事一覧
一つ補足しておくと、この道徳律というのは、決して単に体外受持の倫理として先に紹介したような、一見哲学的にみえる特別な談論にのみ顔を出しているのではない。ごく日常的な、ありふれた光景の中に、とてもこっけいで、あいまいな形の姿をさらけ出してい…
本書で、くり返し主張してきたテーマは、人を直そうとすることの恐ろしさでした。治療される側にとってはもちろん、治療する側にとっても、直すというのは恐ろしいことです。 そういった警告を強く発し始めたのは、日本では障害者が最初でした。障害の治療、…
しかもあるがままの身体性は、自然神によってさえ否定されてきたことは想起されるべきである。本書では、この側面を特に強くは紹介しなかったが、各章の端々にこの点については記したつもりである。自然神も、直そうとしてきたのである。 直る希望は、こうい…